大会概要
大会の概要はこちらをご覧ください(一心精進)
コンセプト
本大会は、学生短文基本問題ナンバーワン決定戦「abc」の40歳以上バージョンです。
本大会の開催に至った理由はいくつかあります。
1つ目は、若手を中心にクイズ人口が広がりを見せていく中で、生涯学習としてクイズを捉えた場合に、必ず上のカテゴリが必要になってくると考えたからです。
Quizのメディア露出が多くなり、学生を卒業してからクイズを始める人が多くなった中、abcのような素晴らしい大会が学生のみで収まっているのは非常にもったいないと感じます。
もちろん、ABC(ラージABC)のように全年齢を対象とした大会もありますが、abcを卒業して2~3年目までの若手が実力・適正ともにあり、そのハードルはabc以上とも言えます。
abcの高揚感や緊張感をより広い世代に知ってほしい。これが1つ目の動機です。
2つ目は、特に2〜30代以上の活力の再生です。
大学時代の多くをクイズに費やした方であっても、仕事や家庭における環境の変化やクイズに対するマンネリ化など、様々な理由で徐々にクイズを離れる方が多くなります。
(これはどのような趣味であっても同様のことだとは思います。)この中には、abc以降の「目標」がなく、徐々にフェードアウトしていく人も少なくないように思います。
abc seniorの存在は、特に30代の人たちにとって、「そこまではクイズを続けよう」「seniorの通過に向けてこれから実力をつけよう」というモチベーションのきっかけになるのではないかと思っています。
最後は、abcを作り上げてくださった方々への恩返しです。
abcは、当時の社会人が、自らは参加できないと分かりながら築き上げてきた大会です。
私はabc1stの時に大学1回生であった、いわばabc第一世代ともいうべき人間ですが、abcに感化されてクイズにのめり込み、素晴らしい知識や様々な出会いを得ることが出来ました。
今年度は、abc the 1stの最年少スタッフが40歳になる年です。
abcを作り上げてくださった皆様に、abcの楽しさを知っている私たちから、少しばかりの恩返しが出来ればと思っています。
abc senior発起人 中嶋勇喜
運営コンセプト
本家abcは参加者数も多く、演出も最高です。
そこにはかなりの労力と積み上げたノウハウがかけられているものと推察されます。
しかし、本大会は、そこまでの労力をかけることはしません。
極論、司会と問い読みだけがいるシンプルな大会でもいい、と思っています。
集まったスタッフの数によって、無理のない運営を心がけますので、
本家abcのようなものは作り上げられないであろうことはご承知ください。
abc seniorは本家と競合の無いよう努めます。
すなわち、本大会の開催によって、本家がスタッフ不足や問題不足に陥らないよう
最大限配慮したく存じます。
本大会の開催によって、むしろ現在のabcに再度目を向けるベテランが増えることを願います。
基本問題について
本大会における「基本問題」は、abcの流れを汲むコンセプトに依拠しつつ、
「40代以上であること」
「クイズを長く親しんでいる人が多いこと」
などから、次のような問題を「基本」として捉えることといたします。
①義務教育レベルの問題
②新聞、雑誌、テレビ、ネット等の媒体に取り上げられ、広く一般に知られていると思われる問題
③世俗の風習・風俗・慣例・その他日常に根ざした事象等に関する問題
(ただし、地域等が極端に限定的で認知度の低いものを除く)
④クイズ番組やクイズ大会等で頻繁に耳にする問題
(難問を標榜するものやジャンルの偏りのあるものを除く)
⑤答えとなる単語等に一般性があって、なおかつその事実が多くの興味を引きうる問題
なお、次のような問題については極力出題を控えるよう配慮いたします。
①エロ、グロ、直近の犯罪等、不謹慎で公序良俗に反する問題
②事実の誤りが認められる問題
③他の問題集からのコピーと思われる問題
④特定の人間に向けた誹謗中傷になりうる問題
⑤その他、問題チーフが不適切と判断した場合
問題については、偏りを防ぐため、abcのように多くの方から公募する方法も検討致しました。
しかし、abcがこの9月に問題を集めているという実情を鑑み、
当方では有志スタッフ複数名で問題を作成することといたしました。
複数の方から「問題を提出したい」というお話もいただきましたが、
好意のみありがたく頂戴し、是非とも本家abcにご提出ください。
また、当日スタッフについては随時募集しておりますので、
是非とも中嶋までご連絡いただければと思います。
何卒よろしくお願いいたします。
(なお、有志スタッフについては、出来る限りabcへの問題提出をするよう依頼しており、
本大会の開催によって本家abcが不利益を被ることがないよう務めます。)
大会ルール
Round1 100問ペーパークイズ[ALL→48]
・100問の筆記クイズを実施する。制限時間は20分。
※択一ではなく、回答を直接記述する形式で行う。
・正解数の上位48名がRound2に進出する。
・同点の場合には、1問目から順に正誤を比較し、差がついた時点で順位を決定する。
※正解・誤答の並びが全て同じ場合は、スタッフの厳正な抽選により順位を決定する。
Round2 連答つき5○2×クイズ[(12→5)×4]
・48名を4組に分けて早押しクイズを実施する
第1組 1位、5位、 9位……41位、45位
第2組 2位、6位、10位……42位、46位
第3組 3位、7位、11位……43位、47位
第4組 4位、8位、12位……44位、48位
・1Rの1~4位には3p、5〜12位には2p、13〜24位には1pのアドバンテージが与えられる
・1問正解で1p獲得。かつ、連答権が与えられ、プレイヤーは起立する。連答権を持った状態で正解すると2pを獲得する。
・連答権は、自身の誤答もしくは他人の正解が出た場合に消滅し、プレイヤーは着席する。スルーや自身が正解し続けた場合は連答権は消滅しない。
・誤答は2回で失格となる。
・各組5名が勝ち抜けとなり、Round3に進出する。
・7名が失格した場合はその時点でクイズを終了し、回答席に残っている全員を勝ち抜けとする。
※通過順位は、①ポイント→②誤答の有無→③Round1の順位で決定する。
Round3 コース別クイズ Number10[(5→2)×4]
・参加者を5人ずつ4コースに分けて早押しクイズを実施する。
・まずは抽選でコースを行う順番を随時決定し、形式決定後に30秒間のエントリータイムを設ける。
エントリータイム終了時点でネームプレートを掲げている5名が出場となる。
- プレートを掲げている人が5名以上の場合は優先順位上位の5名が出場する
- 4名以下の場合はプレートを掲げている人を出場確定とし、プレートを下げていた人の中から優先順位下位の人が強制出場となる
※コース選択の優先順位は①Round2勝ち抜け順→②Round1順位により決定する。
・各コース2名が勝ち抜けとなり、Semi-Finalに進出する。
・3名が失格した時点でクイズを終了し、回答席に残っている全員を勝ち抜けとする。
・各コースは15分限定(司会のセリフ、拍手の時間なども含むが、勝ち抜け・失格が出た直後やトラブル時には時計をストップする)。
・15分経過時点で読まれていた問題は有効とする。
・各ルールにおいて「失格」とは、ポイントが残らず、タイムアップ時に順位判定の対象にならないことを指す。
〈Aコース〉10up-down
・1問正解で1p獲得し、10pで勝ち抜け。
・1回目の誤答は0pに戻る。2回目の誤答は失格となる。
・タイムアップの場合は①終了時のポイントが多い方→②1○1×サドンデスで順位を決定する。
〈Bコース〉10○10×
・10問正解で勝ち抜け。
・誤答は10回で失格。
・タイムアップの場合は①正解数の多い方→②誤答数の少ない方→③1○1×サドンデスで順位を決定する。
〈Cコース〉Swedish10
・1問正解で1〇を獲得し、10〇で勝ち抜け。
・誤答は、0〇では1×、1~2〇では2×、3~5〇では3×、6~9〇では4×がつき、10×以上になると失格となる。
・タイムアップの場合は①〇の多い方→②×の少ない方→③1○1×サドンデスで順位を決定する。
〈Dコース〉10by10
・正解ポイント0、誤答ポイント10が開始時に与えられる。
・正解で正解ポイントが+1p、誤答で誤答ポイントが-1pとなる。
・正解ポイントと誤答ポイントの積が100以上になると勝ち抜け。
・誤答ポイントが0になると失格となる。
・タイムアップの場合は①正解ポイントと誤答ポイントの積が大きい方→②1○1×サドンデスで順位を決定する。
Extra Round [ALL-8→1]
・準決勝進出の8名を除いたこれまでの敗者全員によるクイズを行う。
・1名のみが敗者復活となり、準決勝に進出できる。
・このラウンドは以下の2段階から構成される。
First Step
・ここまでの敗者全員に対し筆記クイズを読み上げで出題する。
・シンキングタイムは、問題文を2回読んだ後、5秒。
・解答は受付で配布した解答用紙に記入する。
・シンキングタイムの終了後、すぐに解答を発表する。
・正解していた場合は起立したまま、不正解・無解答の場合は着席する。
・残り人数が12名以下になった時点でSecond Stepに移行する。
・途中の生き残り人数が1名となった場合、そのプレイヤーが敗者復活となる。
・途中で全員が失格した場合、復活者は出なかったものとして準決勝に移る。
Second Step
・First Step通過者最大12名による早押しクイズを行う。先に5問正解した1名が敗者復活となる。
・誤答は即、失格となる。
・1名を除いて全員が失格した場合、残った1名はその時点で敗者復活となる。
Semi-Final 3セット制タイムレース Nine-Hundred[9→3]
・3セットからなる早押しクイズ
・各セット5分限定。途中司会のセリフや解答フォローなどは行わず、矢継ぎ早に出題する。
・5分経過時点で読まれていた問題は有効とする
・各セットにおけるポイントは以下の通り。
- 第1セット:正解+1P/誤答-1P
- 第2セット:正解+1P/誤答-2P
- 第3セット:正解+2P/誤答-2P
・各セット終了時、ポイント上位1位が勝ち抜けとなり、Finalに進出。下位2名が失格となる。
※復活者が出なかった場合は、第1セットの失格が下位1名となる。
※同点の場合は1○1×サドンデスで順位を決定する。勝抜ボーダー・失格ボーダーの双方でサドンデスを行う必要がある場合は、先に勝抜ボーダーの対象者のみでサドンデス実施し、決着がついた後に失格ボーダーのサドンデスを行う。
・セットごとにポイントはリセットせず、次のセットに持ち越しとなる。
・このラウンドのみ、クイズ中のリアルタイムでの得点表示を行わない。
Final トリプルセブン[3→1]
・最大7セット行う早押しクイズ。
・各セット7問正解でセット獲得。
・誤答は第1セットは1問で失格、第2セットは2問で失格…というように、Nセット目でN問失格となる。
・各セット2名が失格した場合、その時点で残る1人がセットを獲得する。
・先に3セット獲得した1名が「abc the senior 1st」の優勝者となる。
・各セット間に20秒間のインターバルタイムがあり、参加者はセコンド(2名まで)とともに作戦を練ることができる。
正誤判定基準
●全体ルール
・問題が読み切られてからの待ち時間は3カウント。ボタンが押されてからのシンキングタイムも3カウント。
・待ち時間一杯の直前でボタンが押されても、ブザーのボタンでキャンセルされてしまった場合、スルー扱いとする。
・解答がタイムアップのブザーと重なった場合、不正解とする。
・解答が聞こえなかった場合、正誤判定者は「聞こえませんでした」と言って解答者の再解答を求める。この場合、解答者は最初に言った答えをそのまま答えなくてはいけない。
・解答が「正解に限りなく近いが、そのままでは正解にならない」と正誤判定者が判断した場合、正誤判定者は「もう1度」(もしくは「もう1回」)と言って、解答者の再解答を求める。(この時、解答者は最初に言った答えをそのまま言わず、別の答えを答える)。この解答が用意している正解と異なる場合は不正解とする。
●人名について
・人名に関しての敬称・肩書(「○○さん」「○○選手」など)の有無は、正誤判定には関係ない。しかし、明らかに間違った敬称・肩書をつけた場合(「オバマ総理大臣」など)は誤答扱いにする。
・人名は原則として、芸名・ペンネーム・登録名など最も一般的に知られている名前、及びそれに準ずる知名度のもののみを正解とし、本名や別号など「知名度が低い」と正誤判定者が判断した解答は「もう1度」の対象とする。
・東洋人名(日本・韓国・中国・台湾など、主に氏名表記に漢字が用いられる国)は、フルネームでの解答に限り正解とする。
・ただし、東洋人名でも、通称が固有名詞化した場合や、四股名はこの限りではない。
・西洋人名は、原則ファミリーネームのみで正解とする。ただし、子供や配偶者の名前を問う問題など、明らかにフルネームを要求される問題の場合は例外とする。
・また、同カテゴリに同名の別の人物がいる問題の場合、ファミリーネーム等で区別を求める(セオドア・ルーズベルトとフランクリン・ルーズベルト など)。
・複合姓は、ファミリーネーム同様に区別の必要性がある場合のみ求め、原則一般的な呼称のみで正解とする。
・以上の人名に関するルールは、実在しないキャラクター等にも適用する。
●複数解答について
・複数のものから一つだけを答える問題の場合、問題文のままの順序で全てを答えた場合は正解とするが、それ以外の場合、全てを解答するのは不正解とする。
例:「天文単位とは、太陽とどこの間の距離でしょう?」 〇…「地球」「太陽と地球」 ×…「地球と太陽」
・地名を複数のカテゴリーで答えた場合、原則狭い方のカテゴリーの方を答えたものとみなす。
例:「甲子園球場があるのは、何県でしょう?」 〇…「兵庫県」 ×…「西宮市」「兵庫県西宮市」
●文章での解答について
・歌詞や文章の一部を問う問題で、問われているもの以上を解答した場合は、たとえ歌詞・文章通りでも「もう1度」の対象とすることがある。その場合、解答者はより絞った解答をしなくてはならない。
・ただし、ことわざや慣用句など、全体で1つのイディオムとして認知されている言葉の場合この限りではない。
・ことわざや慣用句のすべてを答えた際、問われているものは正解だが、問題文と一部が異なっていた場合は「もう1度」の対象とすることがある。その場合、解答者は問われているもののみか、問題文通りのことわざや慣用句で答え直さなくてはならない。
●その他
・クイズ中に正誤判定者がミスをした場合や、問い読みが明らかに解答をミスリードさせるような読み方を行った場合、大会長の判断により判定の無効化あるいは訂正を行う可能性がある。
・タイムレース中に発生した場合は、途中でクイズの進行を中断し、判定の審議を行う場合がある。
セルフプロデュースについて
決勝戦では参加者の皆さんがご用意頂いた楽曲で入場することができます。
セルフプロデュースを希望される方は、以下の事項を守り入場曲を当日ご持参下さい。 (必須ではありません。お持ち頂けない場合でもスタッフが入場曲を用意します)